詩人:明石家3万円
君に
逢えなかった時間に
嫉妬する
枕を君と仮定して
何度
キスしてみたか
布団を君と仮定して
何度
抱きしめた事か
それこそ猫みたいに
顔をスリつけもしたよ
練習から本番へ
一番好きな筈なのに
一番こわい
授業中
うわの空を仰ぎ
数式にさえ
君が出てくる
答えを求められず
教科書には
君の
功績を書いておいた
‥だから
思い切って
‥‥(>з<)Chu
エンディングが流れる
僕はもう退場するよ
こよなく
君を愛してます
嘘偽りはありません
それだけは
それだけは念押しして
言っておきたかった
くるりと背を見せ
一度も振り返る事なく
花束もなしに