詩人:快感じゃがー
真実のない流れに任せて
生きてきました。
変わらないヒトツ
信じるの恐れ
容易い道を
選んでしまいました。
貴方の言葉、輪廻の渦の中
返す台詞もなく
力尽きたあたしを
責めることも
救うこともなく
貴方は、この場所から
消えてしまった・・・
たったヒトリ
あたしを残して
不意打ち、眩シイ
あたしは、刹那に襲われました
どうしてでしょう?
こんな気持ちになるのは
初めてのことじゃないと
解っているのに
心は嘘をつけないんだって
何度目?この迷路
この曲がり角
もう二度と、傷つきたくないって
だから今
まだ呼吸をしていられるって
自分に価値を
与えてあげたかった
それだけだったのにね。
貴方は、あたしの誰でしょう?
あたしは、貴方の誰でしょう?
あの日の嘘を
どうして現実のものに
変えてしまったのでしょう
どうして、笑顔を
壊してしまったのでしょう
貴方は、あたしの物でしょう?
あたしは、貴方の物でしょう?
やっぱり、許されたとしても
貴方ですら
あたしを裏切ってゆくの?
だから、あたしは
貴方をまた裏切りたいと
願ってしまうわ
そう。それが繰り返す
悪夢
識ってる
貴方は、あたしの誰でしょう
あたしは、貴方の誰でしょう
ありがとうは、要らないわ
さようならも、言わないで
何も無かったことには
出来ないけれど
何かあったことは
事実だった
嗚呼
空が明らんで
白い息がかすんでゆくわ
あの日も、
こんな素敵な日だった。
そっと、そっと
明け方の四時ね。