詩人:あいる
もし歴史の教科書に
ボクの問題が出ていたって
なんも答えられねぇな
自分史0点
偶然でも必然でも
もっとなんか中途半端な
確率だとかでもいいからさ
君とボクの出会いの確率を
そーいや数学も
得意じゃなかったっけ
お手上げだね
ぼろぼろに泣きながら
顔洗ってさ
何を払い落とそーとしたの
網膜に雑念などなど宿して
眼をこすってさ
打破できないよ。
君を望むと
涙が押し寄せてくるの。
何で無理に忘れるための
努力なんてするの
何回でも思い起こそうよ
押し寄せてきたものは
アタタカイモノ
君に想ってもらって
みんな平等な
当たり前の命の価値より
もっと自分が大切なものに
ボクはボクだけのものじゃなくなったって
二人で笑った記憶の尻尾がまだ見えてる
日本語にしかない言葉が好き。響くよね。
ボクが君によせる
世界共通の感情から
ボクらにしかわからない
言葉が好き。響くよね。
君のことならスラスラ
答えられるよ
二人史を綴ろう
まずは君に
それからボクに
響く。響く。
アタタカイモノ
採点なら任せなよ
君にボクに