詩人:優花
もぅ冬になった
季節が巡るのは
あまりにも
早すぎる
手帳を開くと
オレンジ色で書いた
あなたの誕生日が
誰の誕生日よりも
目立って しょうがない
この季節に
一人で街を歩くのは
寒すぎて 手をさすってみる
あなたの温もりを
バカみたいに
想い出す
雪が降らない
この街では
寒すぎるのに
あの真っ白な世界を
再現すら出来ないらしい
あなたを
想い出してるのは
私
あなたを
忘れないのも
私
また一年が巡り
やってきてしまった
この季節
あなたと一番近くにいた季節
2005/12/03 (Sat)