詩人:♪羽音♪
貴方から貰ったプレゼント
元には戻らない思い出に
嘆いてみたり
憎んでみたり
貴方のことを
存在しない人…
夢の中の人だと
思おうとしても
偽りきれない
2人を繋ぐ唯一のプレゼント
或る友人は
「貰えるモノは貰っとけ」
或る知人は
「未練がましく持ってないで、とっとと売っちゃいな」と言う
分かってるんだ
これを持ってる限り
私は前には進めないこと
それにこれは
元はといえば貴方の
商売道具
そんな大事なものを
私にはとても売ることなんて出来ないよ
だから貴方に…
貴方に返すね
今までゴメンナサイ
好きすぎるあまりに
「大好き」っていう言葉で
貴方を縛ってた
貴方の幸せを
願ってた筈なのに…
素直じゃなくて
ジャレるように
甘えてきて
危なっかしくて
私だけに見せる
お行儀の悪さも
幼い仕草も
全てが愛おしくて
「子供みたいな愛くるしい貴方…私が貴方を守ってあげなきゃ!
沢山、甘えさせてあげたいな」って思ってた
でも子供だったのは
私の方だね
貴方の理解者にも
貴方の全てを受け入れる事も…
大きな愛情で包み込めるママのような存在さえにもなれなかった
なのに私の我が儘で
貴方を縛った
何で愛する人を苦しめるの?
何で大好きな人を傷つける?
何度も何度も
自問自答を繰り返した
出した答えが
「これ以上、貴方を追ってはいけない」
私の恋心は
未熟すぎたんだ
「好き」という言葉で
貴方を縛り付けなければ
別な恋のキッカケが
その間に見つかったかもしれない
コレほど今でも貴方を
苦しめずに済んだのかもしれない
子供のままじゃダメ
きっと貴方を不幸にしてしまうから
だから私は
貴方に返すね
そのかわり
ぜったいに幸せになって
誰よりも誰よりも
幸せになって