詩人:快感じゃがー
意図した世界
飾り立てて
いい顔して
街を歩いてみたり
ひとの視線
一身に受けて
それが楽しいって
笑ってみたり
くだらない
くだらない
着地した途端に
嫌になる
自由が欲しくて
抜け出してきたはずの今、
またあの束縛に
戻りたくなってしまう
だけど
組織は面倒
ひとりじゃない世界は
疲れるんだ
当たり前
そしてまた
坂道を転げ落ちて
元の生活に戻る
ああ、くだらない
外面だけ見て
憧れて
勝手に偶像崇拝
手に入れたくって
そして気づいた
裏には
大きな犠牲があること
いろんな闇があること
大人になって
ようやくわかった
そんなこと
気取ったって
もう
遅すぎるけど