詩人:和泉
バランスを保つのに必死で
前を見ていなかったね
空の機嫌が悪いなんて
気付きもしなかったよ
キミが泣くまでは
水溜まりの前で
躊躇うのは
上手く跳び超えられるか
不安になるからだろう?
そうこうしてるうちに
水溜まりは大きくなっていくよ
あの時だったら
跳び越えられたかも知れないのにね
きっと
みんながみんな
線の上を歩いて行く
落ちないために
誰かの手を借りたり
両手を広げて
歩いて行くんだね
誰かと一緒に歩いて行くなら
頼りなかった線も
太く太く
未来まで続いていく気がするよ
2007/03/25 (Sun)