詩人:甘味亭 真朱麻呂
魚なんか一匹もいない 
しまいにはゴミも捨てられる
空き缶やビニール袋プカプカ浮かぶ臭いによいが立ち込めて 
上流はこんな感じで下流なんかもっとひどい 
 
大正にできた頃にはもっときれいでした 
でもだんだん年月を経るごとに汚らしく淀むのよ
私の市のある町に馴染み深い大正堀川 
だけどちっとも臭いおさまらない 
私の市のある町に汚く流れる大正堀川
 
市のボランティアですらお手上げ状態で 
掃除するのもままならず汚いままの川です
でも伝統だけは長い川です 
私の市のある町に馴染み深い大正堀川
私の市のある町に汚く流れる大正堀川
少し不憫な川なんです人事のように僕はいう
むかし父と釣りをした馴染み深い大正堀川
釣れた魚は今どこに少し気になる大正堀川。