詩人:まとりょ〜鹿
温い温度の寝室のカーテンから洩れた暖かい光が真っ直ぐな線を伸ばし少し汗で湿った体に優しくもたれる布団足先のシーツはピンと張ったよい塩梅。僕の横に居た君を寝ぼけ眼で不安な顔して探してみれば板間を軋ませながら僕の横までやってくる。耳元で囁きながら肩を揺する君の口元からはミントの香りが漂っている。おはよう。もう朝ですよ。今日も至福の朝が僕に訪れる。生きているって意味は多分こんな朝を迎える事。