詩人:どるとる
どうして僕は君のこと好きなんだろう
あとになって振り返ってみても理由なんて見当たらない
でも君にはじめて出会ったときから
なんだか胸のあたりがむしょうに痛いのさ
これって恋だろう?
世界中どこ探してもいないような君だから
僕がどんなに不器用でも愚かでも君が好きだよ
その思いだけは嘘じゃないから 信じて
梅雨空の下に咲くあじさいのように
赤や紫や青に染まれるくらいなら
僕はこんなに不器用じゃない もっと君を幸せにできてる
だけれど僕は何色にも染まれない不器用なあじさい
君が好きな理由さえ
言えないまま
今まで歩いてきたよ。