詩人:甘味亭 真朱麻呂
独りぼっちの
可愛そうな僕らを
包み込んでよ
隙間を作らずにさ
まるで毎日
映画を観てるようさ
日常というタイトルで
その中でも
僕はわき役を演じてる
シアタールームへ
暗い画面の灯りだけ
時々ドアの出入りの時に外の光がさしこむくらいさ
ホワイトライトの中でほこりが舞って見える
キネマ
君と2人で観た
懐かしいあの映画
ふと思い出す
キネマ
ビデオ屋に急ぐ
懐かしいあの映画
ふと観たくなる
連れていってくれる
懐かしいあの頃の日々へと
シアタールームは
もぬけの殻で
今や物置と化した
キネマ
もう一度
キネマ
もう一度
あの頃へ あの頃へ
連れていってほしい
あの頃へ あの頃へ
いざなってほしいよ。