詩人:あいる
君との会話に偽善を混ぜて
できたメレンゲ
あまりに奇麗で
食欲をなくしました
何もかもが偏った世界
完璧な道路標識でさえ
ボクを振り回す
安全な道しるべは
不細工なボクを造った
座右の銘はアン・ハッピー
責任をいつも
しょい忘れてる
幸せには出会えないんだ
ポッケにはいつも
穴を開けとくよ
失えるものすらないから
頭の中に住み着いている
一寸先は闇
もう一寸先は?
その先は?
怯えるほど輝いた
偏った世界
頭ん中のシーソーだって
一人じゃできやしないよ
人生おてつきは
何回までオッケー?
疑問符も
冗談も
通じない今日
ボクの脳は
どっちかに偏ってる
気圧にすら耐えきれず
むせかえる今日
むせび泣く程の
衝動はやってこなくて
それでも君と会話する今日
半分スペースの空いた頭に
穴だらけのポッケが
ノックする
そこから何がみえてたの。
今はまだ
答えられないんだ。
水平に
保ったままの
シーソーで
それでもボクと会話する