詩人:ユズル
のうみそ からっぽみたいな顔して
深い海の底まで 小さな泡まで
実はぜんぶを 考えているようで
やっぱり からっぽみたいで
あーあ 疲れるから
頑張りたくない
あーあ 疲れるから
口も閉ざしたい
だって つらくてめんどうなこと
いろいろ乗り越えてまで
やりたいことなんて ない
モチベーションが わかない
なんて横文字で かっこつけたって
ださいだけの 甘えと知る甘え
ビルの森に 飲み込まれそうで
ぐずついた 天気が似合う
からっぽで 考え込む
真夏に 雪が降ればいいのに
そんなかたちの救いばかり
求めながら からっぽで
考え込む 祈る また
からっぽで