詩人:はなぶさ
素直じゃない君は、自分が悪いくせに、絶対に謝らない。本当は、仲直りしたいくせに、意地でも謝らない。仕方がない、きっかけ作ってやるか。君の家の近くの、少し洒落た居酒屋から、君にメール送信。「暇だったら来なよ」5分もしないうちに、ボサボサ頭で、上着を肩に引っ掛けただけの君が、ふてくされような笑顔で、やって来た。『仲直りしたいの?』だってさ。自分も、仲直りしたいくせにね。