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詩人:高級スプーン
愛されたい人に
捨てられた
ゴミは
くずかごに
町が綺麗になった夜
世界の隅っこで
輝きを無くした
二人は出会った
要らなくなった僕を
必要としてくれた
君が欲しくてたまらない
ハズレしか無い
クジを選ぶのは
もうやめた
この場所から離れよう
二人でなら怖くないから
願いを叶える暇も無く
流れる星のように
限られた時間を
生き抜く為に
僕の笑顔を
一つでも多く
君の記憶に
残せるように
僕の心満たす
君の笑顔守りたい
再び輝き始めた二つの光
深い闇の中を流れてゆく
希望が
また一つ飛び出した