詩人:快感じゃがー
核心を突かれて
何故か、ドキッとした
こうなることは
はじめから
わかっていたはずなのに。
「言葉から
真実を変えよう」
彼が言った
「どんな嘘でも
何遍も何遍も
吐きつづけてれば、
本当になるものさ」
流されてゆく日
3ヶ月スパンの
一喜一憂
気分の波は
激しくて
乗りこなせない僕は
すぐに
酔ってしまう
わかっているよ
わかっているけど
まだ
目を瞑ってたいよ
外に出るには
まだ
鋭さが足りない
研いで
研いで
明日、
そうさ
光を放つ
未来予想図なんか
ちっとも
欲しくない
僕は
確かな
過去の在り処を
見たいだけ
あの日
「さよなら」と
言って
自分で封をして
圧縮した汚物が
また
解凍されてくよ
ほら、ヨゴれてく