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[109789] おとぼけ

詩人:甘味亭 真朱麻呂


生きてくことに後ろ向きになって
時々死のうかなんて出来もしないことを
話すだけ話して後は忘れたふりさ

誰も助けてはくれないこれからは
毎々やりもしないのに無駄だと言い張る
食うだけ食って後は眠るだけさあ

ストライクゾーンから
ずい分はみ出している
軌道修正する間もなく
真っ逆さまに落ちてく

僕らはいつでも本気で
今この瞬間を生きて
迷い悩み苦しみながら
必死で答を探している
悲しみに暮れきるな
いつかその涙は明日を生き抜く大きな力になる

とぼけた顔で僕らは
見た目よりもずっと
いろんな重荷を背負っている
観衆よ見くびるなかれ
いつかは花咲く為の蕾だから

とぼけたふりで僕らは
どうにもならない現実に屈して
人一倍涙を知ってきた
そうして悲しみさえも蓄える

僕らはいつでも本気で
今この瞬間を生きて
迷い悩み苦しみながら
必死で答を探している
悲しみに暮れきるな
いつかその笑顔は明日を輝かせる大きな光になる

心につのる
様々な思い
そのすべてに僕は答えよう
今ここで立ち止まって
寄り道してみるのも悪くはないと
時代のカラーに染まる
それも思うほどには悪くはないと

僕は今ここで
悩み苦しみ挫折を味わいそして愛を知ることも
無意味じゃないと
今なら
胸を張り言えるから。

2007/09/14 (Fri)
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