詩人:どるとる
不器用なこの僕でも君に何かできるかな
試行錯誤の果てはいつも諦めに変わるから
僕はいつも空っぽでひとりぼっちのままさ
とても切ない夜だから
おしゃべりな口をふさいでよけいな言葉はしまって
楽しいことイメージするなら独り言にはしないでイメージだけ抱いて目を閉じよう
ふわふわ 浮かぶ風船が七色に輝いて
僕を素敵な夜の旅へいざなうから
夢の中で 風船を追いかける 僕は主人公のつもりだった
なんの脈絡もなく
開け放つ窓の向こうに 広がる世界は僕には地獄にも見えたよ
だから 見えない風船をずっと追いかけていた
目には見えない
幻の風船。