詩人:どるとる
シャットダウンしたあとのパソコン画面みたいな真っ暗な窓の外の景色
見つめて 見つめていた零時ちょっと過ぎ
わざと開けた窓からは心地いい風が吹き込む
ラジオの音が小さく
明日の天気を報じる
さあ 旅立ちは今
リュックに詰めた
黄昏は孤独でも
ひとり踏み出す
明日への翼
広げて 広げてみる
その勢いだけで
何か 成し遂げられたなら 輝く鍵は次の扉を開けるだろう
いつもの夜なんだ
だけど特別で
ぜんぶ素敵で前途多難の毎日だけど僕に流れ込むたまの幸せ
心の中で奏でるメロディはたとえるなら静かな夜の森
誰かの不協和音をかき消す 大好きなあの唄
僕は見えないピアノで弾いてみる
声にも言葉にもならない 複雑な思いを
心の中できこえてるあのメロディと重なり合わせ 唄にする
夜の森と題された
素敵な素敵なあの唄
思い出を綴じたような 記憶のアルバム集。