ホーム > 詩人の部屋 > チェシャ猫の部屋 > 雪彩 > 投票

チェシャ猫の部屋  〜 「雪彩」への投 票 〜

  • チェシャ猫さんの「雪彩」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[59682] 雪彩

詩人:チェシャ猫

留まることことのない佇まいに魅せられて
堕ちてゆく色の無い花びらに
捧げた小さなその手さえ・・・


舞い散る重ねた欠片の
艶やかな彩の中に埋もれていった
世界から音を奪った小さな花びらは
告げることも無く消えてゆく・・・


降り続く絶え間の無い悲しみの形に
何を懺悔すれば赦されるのか
振り返る遠い日の面影に
独り祈りを捧げた


舞い止まぬ色彩に残る後悔に導かれ
この手が終わりを求め続ける

消して果てぬと知りながら
人は何故悲しみを抱き続けるのか

この手は終わりを求め続ける

堕ちてゆく彩の無い花びらに
咲き乱れた薄い色彩の欠片に


赦されることを祈りながら・・・




2005/12/14 (Wed)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -