詩人:都森 善太
あなたが望むものどこにだってあるたとえすべてを望んでも走り書きを辿り閉まったままのドアあの時雨音の世界に振り向いた足音はただ渇いて壊れたレトロカメラが錆び付いた瞬きを繰り返している目を閉じた、中心いつだって一人分足りない空白の景色そして望んでいるすべてを