詩人:どるとる
まっすぐ引かれた線の上を歩くのは
吐き気をもよおすほど嫌いになる時があるのさ
モノカゲに身をひそめてこちらをうかがう不安がいつもうかがえる
隣は何をする人ぞ
顔も見えない隣人
僕はひとりぼっち
口笛を吹き鳴らし
外界の眩しさに顔を覆う
このまま孤独な旅は続いていくのさ
誰にも会わないでいられる道ならば
いいのに
この世は ひとりぼっちが似合う僕には
あまりに騒がしすぎて にぎやかすぎるのさ
だからなるべく静かなモノカゲに逃げるように身をひそめて
自分を 狂わないように守る僕はモノカゲにひそむモノノカゲ。