詩奈の部屋
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[120143] 忘れても刻まれていて
詩人:詩奈
大切な思い出が
何だったか
忘れた
机の奥底に石ころを大切にしまった気持ちは
もはや想像不可能
マジックで笑った顔になった石ころは
笑わされたまま薄くなっていた
ブランコが取り壊された日
僕は泣いたかもしれないし
拗ねたかもしれない
昔は忘れた
膝小僧のアザだけは
ずっと僕に刻まれて。
2008/02/01 (Fri)
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