詩人:阿修羅
哀しい うたを
何度も なんども
口ずさんで
消えないように
繰り返した
貴方との記憶も
まるで星が
流れていくように
消えていくから
切なくて
涙を ながしていた
このまま
泣いてないて ないて
しまえば
貴方は消えない ような
感覚に陥って
このまま 消えないように
それだけを 願って
抱きしめる
いくつかの感情は
ただ、ただ波間に
揺られるように
その辺を 行ったり来たり
して
決して
永遠を 刻もうとは
しない
哀しみ から
瞳を反らす事は
できるけれど
それから
逃げる事は
できないの
2006/12/08 (Fri)