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[110135] やさしさにふれるとき

詩人:甘味亭 真朱麻呂


僕は知ってるよ
あなたが本当はやさしい人だってことを
バカなことを言い怒るときには本気で怒り
悲しいことがあったときには側で一緒に泣いてくれる
それは僕を自分以上に
本気で愛してくれてるから
あなたは大人になっていく僕が心配だから
間違ったことをしてしかられないように
いつでも僕を思い
僕のことを心から愛してくれました

ふと励まされたり
理解してくれた時
ふとしたときに何気なく言ってくれる
その一言が何よりのささえになって
僕の背を押し胸を熱くさせ涙させる

どうして
涙はでるだろう
理由はあるのに
どうして
言葉にできずに
涙ばかり溢れるのだろう

僕は知ってるよ
あなたが本当にやさしい人だってことを
じゃなければこんなに
僕はうれし涙流せない
男だとか女だとか関係ない
不思議に自然に心ふるえて
ちょっとしたことで大の大人も涙する
それはそう多分
うれし涙っていうのはやさしさにふれたときの小さなやさしさの粒
悲しいときに流す涙はきっと人のやさしさにふれて
うれし涙に変わる
涙がとまらない
涙は流すんじゃなく自然と溢れるもの
その言葉にそのやさしさに心打たれて
涙はとまらない
大人げないけどやさしさにふれた途端
涙は溢れ両頬をつたいこぼれ落ちる

あなたのやさしさにふれる度
涙は流れる
うまく言葉にならない代わりに
涙は胸を熱くして
しようがなく
溢れ出る
それが涙というものだと僕は思うのです。

2007/09/17 (Mon)
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