詩人:快感じゃがー
誘惑
が本能を増殖させた
明日は無限で...有限なのに。
二人は いつも
早とちりだったね
私は 言い訳を言い訳にしてた
ちょっとだけ見える
カーテンの隙間から
零れ出す
その 透き通る光が
不可思議だけれど
すべての祈りを
より尊く
切ないものへと変えたよ
きっと 僕ら。
「痛いこと」が
好きなわけじゃなくて
「痛いこと」ばかりに
惹かれてしまう
そんな世代で
あの子もまた、そう
おんなじように
自分卑下して笑うんだろう
自虐の美しさがどうとか
儚さの在り方。だとか
不確かな幻 並べて
無意味なものに
付加価値をつける
そんな
くだらない遊びをするんだ
そして
此処に揃ったのは
現実味のない現実
「大人」という人種を憎む今
ねえ
あなたは どうしてる?
ちゃんと笑えてる?
何してる?
私は
この「気持ち」の所在を
まだ 突き止められないよ...。