詩人:遥 カズナ
水の上を歩いてみたい手に買い物袋ニンジンやら玉子とかそれにビールこうやんわりと赤子の素肌ような感触を踏みしだくようになんでもない足取りでひとつひとつの歩をヒタヒタとさせてゆく月夜だ「山本は良いヤツだけど不動産の話しばかりで面倒くさいところもある」栞を無くした単行本足元に水はなみなみといっぱいに、