詩人:快感じゃがー
やりかけの
デスクワークを
お持ち帰りするだけの
毎日が
白紙ばかりの
手帳の隅の
落書きの兎
悲しげにしてるね
なんとなく、ねぇ
足りないものは...
達成感とか充実感とか
洒落た言葉たち。
語感で満たされる
訳じゃ、
ないけど
こなす量と
生産性が欲しい、
なんて
一人前に貪欲な
私がいます
でも
メモの字が
滲んで見えないの
君の目が怖くて
見れないよ..!
蕩けそう
いま
甘い祈りが通じたら
お気に入りの
レコードかけて
紅茶を飲もう
夢みたい
このまま
もう少し
融けてゆかない?
今日は
苺みたいな
口紅だから
名前を付けて
素敵な名前
いつもより
もっと
君を想うよ
伝わるなら
今すぐ
伝えるなら
今すぐ...
そして。
夜風は
そっと優しく
私を夢から
揺り起こしました。
追伸:
兎は、
そろそろ限界です。