詩人:快感じゃがー
『嘘を吐くな!』と
喚く其の口唇で
明日、嘘吐くんだろ?
夕闇を漕いで
茜雲の下もっと
時代を背にして
期待を裂いて
染まってしまえ!
お前は、
保証が欲しいだけ
なんだろ?
『祈れば叶う!』
そんな隙間埋めても
唯、残酷すぎるんだよ!
原色はダーク!
破壊活動活性化…
今週末も見えない。
生き埋めの恐怖?
不安材料処分…
明日また嘘吐いて
一ツ生き延びてしまう。
『真実を採った!』
明くる朝嗤い、
そんなオマエが
一番醜いと識る…。
贋者ぶら下げて、
飾り立てた今日を
昨日のあたしが
痛んでるんだよ!
生憎の空、
描き出す筆は
想いを裏切って
模様になった
あんなに鳴いてた
弱気な夜超えて
あたしは今、
対等に闘える!
『走って魅せた!』
鏡バラバラに壊して
過去現在未来!
信じても良いよ?
救われるなら。
お前は独りでだって
歩けるだろ?
固めた灰に
絞った夢溶かし
戯曲を謳う
あたしは狂ってる?
現実跨いで
蒼い光り…聡明な
お前を貫く
虹になる!
揺蕩う夢ならば
あたし求めて。
磨り減るまで
盾になったげるから!
五線の上を
踊る星座は
塵をこぼして…
いまを差し出す
霰霰と蠢く
あたしのお前が
蝶をはらり
飛ばして
無口になって
夕闇を漕いで
茜雲の下もっと
時代を背にして!
期待を裂いて
染まってしまえ!
お前は、
保証が欲しいだけ
なんだろ?
そうだろ?