詩人:どるとる
言葉は今は必要ない
きっと形あるものじゃなく 形のない見えない糸でつながれた
永遠の友だち
喧嘩の数だけ
傷跡もあるけど
それだけ二人の思い出が深くなるよ
着ていくうちになじんでくるジーンズみたいに
二人の関係はただの友だちだけど
それ以上でもそれ以下でもない今の関係がもしかしたら
幸せなのかもね
これ以上近づいてしまったら心を重ねてしまったら
きっと今のような仲のいい関係には戻れない気がする
だから友だちのまま笑いあって友だちのまま泣きあって日々を暮らそうね
明日も 変わらず
ただの友だちでいよう
テイのいい友だちになろうよ
窓の外の景色はまるで漫画みたいに移り変わりも早く
僕の瞳に夏を映すよ
仲のいい二人でもこれ以上踏み込めない領域が二人をすんでで隔てている
「愛」
「素直な気持ち」
隠したままで
時を流すのさ
君が僕のことを忘れてしまうくらい誰がかを愛すその時まで
二人の関係はただの友だちだから
それ以上でもそれ以下でもない今の関係がもしかしたら
一番幸せなのかな
これ以上近づいてしまったら心を重ねてしまったら
きっと今のような仲のいい関係には戻れない気がする
だから友だちのまま笑いあって友だちのまま泣きあって日々を暮らそうね
明日も 変わらず
ただの友だちでいよう
皮一枚でつながれた友だちになろうよ
窓の外の景色はまるで早送りみたいに後片付けも早く
涙さえ簡単に乾かすよ
影絵みたいに
真っ黒い輪郭だけ
浮き出た アスファルト
気さくに君が肩を並べ
それでも友だちと君は思ってる
唇ももうこんなに
近いのに
二人の心の距離は果てしない
こんなに肩も触れるくらい近くにいるのに 君は誰より遠い人
誰よりもかけがえのない親愛なるただの友だち
だけれどそれ以上でもそれ以下でもない
悲しすぎるくらい
友だちにとどまった
大切な大切な友だち。