詩人:どるとる
嫌に静かな夜だ妙に切ない気持ちだ落ち着きのない素振りでつかみやすい取っ手のついたコップさえ落としてしまう 嫌なことがあった日には心に雨が降るそれもちょっとやそっとでは止まない雨が 真夜中に沈んでゆく意識 夢も見れずに安らぎも何もなくただ真っ白な夢の中僕は 全ての責任を世の中に押しつけたくなる 今、僕がこうなのは世の中のせいだ暗示をかけるようにとりあえずそういうことにしたくなる 大人でもそういうときがある 罪なことじゃない筈と。