詩人:夢中人
何時の記憶か 忘れてしまった貴方の顔 果てた生命が刻まれて無い 一緒に歩いた事も食事をした事も覚えているのに 記憶のスクリーンには顔だけが映らない 今も地を踏み時を刻んでるような気がして 貴方を思い浮べてる 時々貴方を受け継いだこの身に流れる紅い雫を 肌に触れさせ傍に居るんだと思い込ませる 貴方の記憶は少ない 知らぬ間に姿を消して生命さえも旅立って 僕の記憶は曖昧に… 終わらない記憶を植え付けたから 僕は貴方がまだ同じ空の下で呼吸してると勘違いしています 記憶の旅は終わらない 僕が心で貴方を生かしてるから