詩人:眞心
帰り道
あなたと歩いた帰り道
懐かしくなって
もう一度あの頃の気持ち
思い出したくて
歩いてみた
一歩、
また一歩
想い出を噛みしめるように
歩いた
歩けば歩くほど
涙がこぼれ落ちた
この道を歩くのは
これで最後。
あなたがいるこの街を
想い出のたくさん詰まったこの街を
あたしは旅立つことにした。
だからこの道を歩くのは
これが最後。
あたしは忘れない
この道を、
この街を、
あなたと過ごした日々を。
胸に刻むために
今、この道を歩く。
歩き終えたら
想い出に出来そうだから
あなたと歩んだ日々を
想い出に出来そうだから。
だからあたしは
この道を歩く
この先にある、
新しい道を歩くために。