詩人:あさひ
部屋の片隅に下げてるひとつの呼子笛じっくり見ると少しだけ錆び始めていたもう、そんなに時間は経ったんだあの時出会ったあの人やあの子は元気かな幸せかな私はまだ壁を乗り越えられないままです今でも鮮明に蘇ってくる日々同じことを繰り返しそうで怖いからってなんとなく見ないふりそれだけじゃ、何にも変わらないから明日へ踏み出すために泣かずに笑ってみた呼子笛を吹くと錆びた苦い味がした