詩人:雪 螢
真っ青なブルー空写しながら僕は自転車で君の元へ行くお下がりの黒い自転車はギコギコ音がするけれどこの胸のドキドキよりは小さいんだそんな真っ青な空の下君の元まであと数キロ山茶花が眩しく甘い密を吸いながら僕は自転車で君の元へ行く通りすがりにクラクション鳴らされて口から心臓飛び出そうだったけど君がちらついて思わず心臓飲み込んだそんな午後の真っ青な空の下君の元に自転車走らせて