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詩人:祈
君の前では好きだよって
なかなか言えない
照れ臭くてね
君の声が聞きたくてって
電話ごしにも
なかなか言えない
恥ずかしくてね
お互い忙しく毎日を過ごしているから
会う時間さえ
ままならないから
こうして毎日のメール
何気ない会話だけど
繋ぐ言葉
繋いでいたい気持ち――
嘘じゃない
手を繋いで歩いた日
君を思い浮かべる夜に
流星を見つけたなら…
冷たい風
白い雪が降る街で
君の帰りを心配する僕がいて
笑顔を見た時に
安心する僕がまたいる
ひとつひとつの言葉に
想いを込めて
送る君へのメール
毎日の『お疲れさま』の返事が
本当に温かくて
心を落ち着かせてくれる
そんな君にまた
感謝の気持ち――
抱きしめて伝えたい
僕からの気持ち
たとえ離れていても
寄り添いたい
心も身体も
いつでもそばで
君のそばで
離したくない
雪が降る夜に
積もる想いまでも
言葉に変えて
心を込めて―――。