詩人:在音
実は 太陽は 赤外線ランプで
月は 観賞用の覗き穴で
風も雨も 湿度と気温が全て調節済みで
僕が知っている世界 や 戦争 は
全てあらかじめ用意されている 情報で
ペット同様 単なる玩具がtv
ストレスが溜まっていそう... と判断されて音楽投入
寂しいだろう... と判断されてお買い得品を調達
そして 誰かが死ぬと
@をみて らしきモノを買ってきて 飼育されている
それを勝手に 僕は
愛だとか 神秘だとか 世間だとか 地球だとか
これは人間 あれは空 と
名前をつけて いるだけかも...
本当は違う名前の 何かかもしれない僕
知らないモノが多すぎる のは
行った事もない国が多すぎる のは
となりの街がどんな形で
どんな人達が住んでいるのか すら 解らない
それはきっと 僕の住んでいる世界は
誰かの 箱庭 だから...と
腐った青空を見て 思ったりする