詩人:清彦
みんな、なかなかどうして
ひとりぼっちでは
生きていけなさそうだね
僕が空に目を奪われるのは
果てしなく広がる青さが
世界を同じように包み込んでるから?
甘えん坊の猫が
しきりに撫でてとゴロゴロ鳴らす
悲しみも痛みも雨も死も
背負いながら、まるで無いように
愛があって、みんな笑顔
ちゃんと選んでるんだ
最善の選択をちゃんと
知らず知らずのうちにさ
だから僕は責められないよ
君が違う誰かと暮らしても
なんならこの痛みだって
音楽とお酒によく合うね
煙草の煙に生まれ変わって漂う
まるでどうしようもない気持ち
こんなふうに僕らは
わからない未来を
わからないまま受け止めて
ふわふわ、くるくる
気付いたらいつの間にか
そこには
愛があって
みんな笑顔