詩人:山崎 登重雄
愛していると 誰もが実に容易く 誰かにささやき継がれるはかなき言葉時に、愛と、讃えられ時に、ウソと、口々に葬り去られる破れて涙しそっと見守りゆくは愛か、ウソか、死せるまで片時もその心を 離さず今は語りべだけが伝える その物語を誰が愛と名付け誰がウソと笑うあなたは 愛か わたしは ウソか