詩人:さらら
それは おむすびの日というテーマ
ある番組で
神戸の地震後
やっと おむすびを
手にしたという
その後 東日本の地震と映像は移り
地震後、親戚付き合いはなかった
血が繋がった子供たちは
ご飯は食べているのだろうかと
案じて 何もすぐ届けること出来ない
悔しさで
在も 私は時折で無く
見失ったように
連投したのだろう
自分でも 善くないと
判っていながら
原爆の後遺症で亡くなった人を知りながら
また放射能はこの国の未来を脅かし
悔しくて辛くて
間違っている姿勢なのかもしれないと判っていながら
塩おむすび
手にした人の姿
君を想い出した
幸福にならなければならない人たちを
更に追い詰めて行くような
出来事を過ちを繰り返してはならない
地震で崩壊する建物
ガス煙りが充満してしまう街
津波で被害にあう環境
放射能は安全だと安心させるためでなく
放射能を存続させるための理由に使う
被害に在っては居ない者たちが
半年近く 食事無く点滴だけの入院生活の人
副作用で頭髪抜けて
被爆地で
私はその後 拒食を起こした
食べ物を噛み咀嚼し飲み込むことに
恐怖感を持った
回復時 泣きながら
電解質、柔らかいものから食べた
危険リスク高いもので
奪わないで下さい
まだ若い命を
皆が幸せでなければ
ご飯を受け付けなくなった
まだ若かった私は
その後ネットで病んだ姿を見せたのだろう
お願いだから危険リスクで未来を奪わないで
あの子たちの