詩人:快感じゃがー
きみの目に
わたしが映っているときは
わたしは
安心して眠る
きみの手が
わたしを掴んでいるときは
わたしは
安心して笑う
疑う瞬間に
不可能は生まれるのに
信じることには
エネルギーが要るね
「可能性」の在り処
思い出すために
きみの大事な体温
少し、分けてほしいの
きみの夢に
わたしの居場所があるなら
わたしは
安心して泣ける
きみの心が
わたしのものになったなら
そうしたら、確かに
確かに生きてゆけそう
ちいさな幸福
降り注いでいて、ずっと
抱えきれぬほどの
愛は、要らない
きみの一瞬は
どんな、欠片も
繋ぎ止めておきたいの
だから
わたしの空を
きみが、汚して。
気紛れでいいから
頷いてみせて
嘘でもいいから
愛の言葉、並べてよ
そして、ねえ
きみの心
わたしだけのものに
してみない?
そうしたら、確かに
確かに、いま
生きてゆける気がするの