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[123933] 朝焼け

詩人:ジャガー


振り返るばかりの季節を


過去に取り付かれた俺を


眠れないほど眠った時間を


ひっくり返して笑ってみようじゃないか






崩れかけていた自身も


それを気付かせてくれたあの娘も


ひとときの夢と飲み込んで


声高に吐き出してみようか






もう…気付いていたんだ


俺たちは運命でも奇跡でも無く




でも…確かな愛だった


痛すぎて何もかもを見失う程の愛だった










皮肉を振り撒いた時も


くだらなく笑う部屋も


全てが僕を通り過ぎて


形も無くして明日の僕を伺う






もう…気付いているんだ


あの空は多分このまま一生ただの模様だろう


でも…想像するのさ


虹を越えて銀河の果てへ飛び込んで…









もう…気付いていたんだ


俺たちは運命でも奇跡でも無く



でも…

目をつむっても


明日は来るから




歌うしかねえんだ


心が叫ぶんだ



そして今…


永かった夢から覚めた








朝焼けに


新しい歌を





誰のためでも無く


そう俺のための





朝焼けに


新しい歌を




2008/04/01 (Tue)
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