詩人:紙一重
そう
泡になってしまったの
根拠はないけど
彼女はいないと思ってたから
目の前の女の子が、
まさかね
理解するまで一瞬かかったわ
その後の会話は半分しか入ってこなくて
私は必死に笑顔を
装ってた
仲良いのは同期だからと思ってたよ
一緒に現れたのもそういう意味だったの
後から思えば
合っていくつじつま
お疲れ様、と別れて
ひとり歩きだした
胃のあたりが重いのは
おなかがすいてるからだと
自分に言い聞かせた
もっと前に知ってれば
きっと好きにはならなかった
でも
君への気持ちは
どこへ
飛ばせば
いいんだろ
2008/10/26 (Sun)