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[169210] 朧月夜

詩人:快感じゃがー






朧月...

淡い恋心に重ね
雲が一生、隠さなければいいのに
と思いました。



気持ちの全てを
君には見せられず

背伸びしても
到底、大人になれず

いま、振り返れば
愛のない夜もあったし

言葉が暴走して
傷つけた日もありました



あんなに「愛してる」が
薄っぺらだったのは

その目を
見つめ返せなかったからでしょう



自ら選んだ道で
気づかずに孤独を嘆いて

そんな罪を、また繰り返して

何度も、あなたをぶって
やっぱり悲しくて
切なさで死んでしまえると思いました。





君のいない世界が
重すぎて、軽かったのです

軽すぎて不思議だったのです

血は赤いのに
痛みまでもが遠かったのです










私は、いつも臆病でした
とても。とても臆病でした

そうして
私を壊すはずのないひとを

私が先に壊してしまったのです









2011/06/24 (Fri)
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