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詩人:どるとる
先の読めない展開を期待していた僕がバカだった
現実はいつでもつまらないくらい リアルすぎて
お助けツールも
素敵な展開も
あまりなく
僕の理想だけが
ロマンにあふれてて
無駄にロマンチックで夢見がちさ
昔々とある 村におじいさんとおばさんが…
みたいなありふれた始まりでもかならずそこにはあるロマンが現実にはないのか
いつもいつも 昔話のような世界に憧れて
無理だとは思っても昔話のような世界に憧れて
僕は探す 街の中
こんなに広々とした街なのにロマンの欠片もありゃしないな
先の読めない展開は
僕の毎日には無縁だね
どこまでも単調だから
視界は良好
どこまでもわかりきった未来
ロマンはひとつもない
ビデオの中に探してる
ロマンくらいならあるけど そんなのはくだらないロマンだ
昔話のような世界に憧れて 少し思い上がりすぎた僕は 地に伏せた
そんな週末のエンドロール 絶え間なく
流れては消えてく
輪廻にも似た デシャブ。