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詩人:どるとる
空を地面に見立てて
重力なんか無視して歩こう 空を歩こう
現実はいつも鳥かごの中で 餌をねだる日々
空を見上げることも深く息を吸い込むことも忘れそうになるよ
心はいつも卑屈と言い訳に 支配されてる
眺めは良好 どこまでも わかりきった未来
単調なリズムで 守備よく陣地をとり 植民地みたいに テリトリーを築く 人たちの傍らで 口笛をふく
BGMみたいに 世の中のいちばん下から 持ち上げて
サラリーマンは今日も少ない賃金のため働きに働くよ
空を歩くなんて
くだらないイメージも大事にしたい
そんなような壊れた日々の中
僕はきょうもあしたも一般ピープル
働いてるというよりは働かされてるといったほうが正しい
夢もロマンのない
枯渇した日々
きょうもあしたも変わらずそんな思い
僕はきょうもあしたも働きづめの兵隊蟻
世の中の底辺であえぐだけのいちばんの働き者 いちばんえらいのは そんな人たち。