詩人:快感じゃがー
溺れたままで、彷徨う魂
あたしが右手を伸ばせば
君を救うこと位は
出来たかもしれないけど
掻き乱す切なさと
シャワールームの血液
コンディショナーで
ぜんぶ
剥がれ落ちてっちゃったの
いま、夜空を焦がしゆくのは
あの日の弱音にも似た
行く当てもなく、漂う
かなしい独り言
どうしようもないから
考えないように
考えないように
見つめることを
避けていたんだよ
そっと、誘惑
知らない朝が怖くて
喧嘩もちょっと躊躇った
君が居ない世界は
酷く、退屈な夢
そして、
あたしは
あたしをやりこなす為に
それだけの為に
「自分」を捨ててしまおうと
云う
あのね。
流れ星なんて
何処にもなかったよ
魅せたのは、ただの
眩しすぎる幻と光
確かにここで
求めた輪郭を
心が許せなかったから
それだけの為に
あたしは明日を拒み続けるの
あたしは
祈りを、紡ぎ続けるの
空が痛くて
みじめになる日も
願っているよ、きっと
終わらないレース
少し
逆風を感じてる
ひとり
留まる勇気を
どうか、あなたは評価して。