詩人:どるとる
僕がついた嘘で君の心を傷つけた本当は君をまもるためについた嘘だったのに君をまもれずに君の心を傷つけた僕のついた嘘のすべては君を傷つけただけで 被害の爪痕残したまま 涙がほおを伝うだけわたしのほうが泣きたいくらいという君のつめたい言葉が聞こえただけ 気の強い君は涙ひとつ見せず 僕に同じ深さの傷をつけて風のように姿を消しただけ さよならの言葉もめんどうとばかりに置き手紙も残さないで行方を 絶った君。