詩人:栢徠
久しぶりに帰ってきた君は後ろ足を痛めていたキチンと座る事も出来ない君は少しごはんを食べた後、再び歩き出した私の視線に気づいたのか振り返った君は微笑んだ気がした…慌てて外に出たのに君はどこにも居なかった……嫌よ……やめてよ……どこへ行くの……やせ細って……ボロボロじゃない……君の微笑みが『ありがとう』『さようなら』そう言った気がした嫌だ……嫌だ……帰って……きてよ……嫌だ……嫌だ……君の鳴き声が聞こえない………