詩人:チェシャ猫
貴方の証を刻んで
決して途切れぬように・・・
積み重なる時間が貴方の想いを奪っても
私枯れること無く愛し続けるわ
愛情なんてくれなくていいから
抱きしめたその手で体温を奪って
深く深く
貴方と一つになった実感を頂戴
濡れた瞳に私を宿し
口先だけでいいわ愛してると囁いて・・・
宵に舞う蝶々に貴方魅せられても
私知らぬ振りして愛し続けるわ
すがりつく私を突き放してもいい
愛しさが憎しみに変わる瞬間を感じさせて
甘く甘く
嘘で固めた愛を頂戴
私静かに眠りについたなら
そのまま息の根を止めて・・・
最後に貴方の証を刻んで
一人の世界も怖くないように・・・・